高校の冬休み、12月29〜31日にバイトをしました
★ 42歳 : 男性の話
高校の冬休み、12月29〜31日にバイトをしました。
同級生の家業が海産物の養殖業を営んでいて、日給7,000円とのお誘いに友人と共に即答。朝は暗いうちから、生け簀から揚がる正月用のタイ、ブリをひたすら活魚車へ運び、納品先の旅館、料亭の生け簀へひたすら移す。もしくは、港での即売に対応すべく、シメた魚を発泡スチロール容器に移して氷詰めにするのです。
たまに港で船が戻るまで待機。食事をご馳走になり、仮眠の後、早朝から以下同文。
港で待機が辛かったです。
暖を取るため、ドラム缶で焚き火するのですが、海風に当たってる面は凍えそうで、支給された軍手は魚を扱うので一瞬でビショビショ。その手は全く暖を取る機会も無く、冷たさが痛さに代わり、慌てて外して焚き火に手をかざしていました。
家業を手伝っている同級生は、中学生の弟と共に揚がった魚をキリみたいな道具で一瞬でシメることができ、手際の良さに感心しっぱなしでした。
面白かったのは、港での即売は魚一本売りなのですが、重さで売値が決まるので、初日の午後くらいから、「このタイなら1.2キロ、おっ、このブリは4キロ超えてるぜ」と、見ただけでほぼ正確な魚の重さを当てられるようになり、バイト仲間とどちらが実測値に近いか競って、遊んでいました。
最終日、手渡されたバイト代は14,000円。正直21,000円かと皮算用してたので少し落胆しましたが、当時としては良い小遣い稼ぎができました。
31日に帰宅し風呂に入ったら、家族全員から「風呂が魚くさい!」と苦情が出たのも今では笑い話です。